ANAGA Diary vol.02阿那賀の四季
淡路島の『新玉葱』
淡路の食材・・・と言うと多くの方が玉葱を思い浮かべるのではないでしょうか。
特に最近では関東方面でも『淡路島は美味しい玉葱の産地』として有名になっているようです。
淡路にいると、淡路以外の玉葱を食べることが殆ど無いので、食べ比べることができないのですが、他府県の方とお話をすると、「淡路の玉葱はとても美味しい。」と皆さんおっしゃいます。今日はその『玉葱』の中でも収穫最盛期を迎えた『新玉葱』をご紹介いたします。
ホテルアナガから車で30分ほどのところにある豊田さんの畑。
ホテルアナガ“カドー・ドゥ・ラ・メール”ではレストランで使用する約8割のお野菜をここで生産していただいております。
他にもご紹介したいお野菜が色々あるのですが、ぐっと我慢して、今回は『新玉葱』をご紹介いたします。
※他のお野菜はまた改めてご紹介させていただきます。
こちらが収穫前の玉葱です。
種類は早稲玉葱の“七宝(シチホウ)”と言います。
成長が進み、収穫が近づくと、自然と葉が倒れます。折れ曲がった葉の付け根部分が柔らかくなったら収穫されるそうです。
写真の右側、葉の倒れているのが“七宝”です。
左側の葉がまだ元気に立っているのが“ターザン”と言う種類だそうです。
“ターザン”の収穫は6月に入ってからとのことです。
この写真も見た目は玉葱に似ていますが、ニンニクです。
この日、芽の部分を摘み、その日のディナーに使いました。
軽くソテーし、太刀魚のムニエルと合わせましたが、お客様にはとても喜んでいただきました。
これはソラマメです。5月中ごろよりの収穫となります。
この日、数本もらって帰り、鞘ごと焼いていただきました。
まことに申し訳ないのですが、とっても美味しかったです。
「ソラマメってこんなに甘かったの?」と思うぐらい甘みがありました。
是非、ホテルアナガでお召し上がり下さい(要予約!)。
畑を歩いていると、かわいい花を見つけました。これは春菊の花です。
改めて言うのも何ですが、はやり春菊も「菊」なんですよね。
春の風に揺れる春菊の花はとても可憐で綺麗でした。
今回は玉葱のみの紹介をするつもりが、ついつい他のものも紹介してしまいました。
改めて玉葱の話しに戻ります。
玉葱の収穫は5月から6月が最盛期となります。
今年は雨が少なかった関係もあり、例年に比べると成長が遅いとのこと。
それでも豊田さんの畑の玉葱は、丸々と育ち、
見るからに美味しそうでした。
収穫後の新玉葱です。
“淡路島産の新玉葱”として各地に出荷されます。
新玉葱はやはり、スライスしてサラダにするのがお薦めです。
冷たいパスタとあわせても美味しいです。
オニオンスライスと阿那賀産タコの冷製パスタ
バルサミコの香り
葱に含まれる刺激成分の『硫化アリル』は血液をさらさらにする効果があり、
成人病予防にとても効果があるとのこと(弊社・野菜ソムリエ:金山京子より)。
この季節、美味しく身体に良い玉葱をたくさんお召し上がり下さい。
でもご家庭で冷たいパスタを作るのはちょっと手間がかかりますよね。
そんな時は、是非ホテルアナガでご注文下さい(要予約!!)
※玉葱の地方発送も承っております。
詳しくはホテルまでお問い合わせ下さい。
それでは皆様のお越しをお待ちしております。
ホテルアナガ
料理長
中野匡昭